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2019年度春季大会観戦記

2019春季大会二回戦(初戦)観戦報告

春季大会がスタート、日比谷は昨年12月16日の新人戦以来4か月ぶりの
公式戦に臨みました。新2年生が多数を占めるチーム、この間の成長ぶりは
楽しみであるが、相手は早大学院、2年前同じ春季大会では 0-46で完敗、
チームは代わったといえども、「どれだけやれるか」という懸念を抱きながら
キックオフを見守りました。
試合の詳細は下記のとおりで結果は惜敗ですが、チームは大きく成長、
今後が非常に楽しみとなった見応えのある試合でした。
以下、試合内容を報告いたします。

○ 日時 4月14日(日) 14:00 キックオフ(25分ハーフ)
○ 相手校  早稲田高等学院
○ グランド 都立大泉高校
○ 先発メンバー  3年 6人 2年 9人
  リザーブ  2年 1人 1年 1人
○ 試合結果  日比谷 21(14-14、7-14)28 早大学院
○ 試合(得点)経過

―前半―
- 早大学院のキックオフ、日比谷確実にキャッチし、風上(当日はかなりの風)
を利し、まずはキックで相手陣に攻めこむ。
日比谷、相手ボールになっても出足よくデイフエンス、早大学院は風下で、
キックでもなかなか脱出できず、ペナルティも頻出(この間4つ。)日比谷、PK
はいずれもクイックスタートで強気に攻めるも、(ノックオンなど)小さなミスが
重なり、詰め切れず。
(17分) 日比谷、相手陣深く22M付近でスクラムから球出し、レシーバーの⑩番が
相手ディフェンス のギャップを巧みにつき抜出し、ようやくポスト下にトライ。   
 (5) + (2)
(18分) 早大学院のキックオフ、日比谷、ラックを固めて、⑩番、エリアをとりに
キックするもののややモーションが大きく、早大学院チャージ、そのまま
こぼれ球を拾い、左中間にトライ。(もったいなし)(5) + (2)
(24分) 日比谷、相手陣に入り、右中間でのラックから、左へBK展開、⑮番が
スピード豊かに、ライン参加、快足をとばし走りきり、中央に鮮やかなトライ。      
(5) + (2)
(25分) 残り少ない時間のところ、早大学院、相手陣深く攻めこみ、日比谷の
ハイタックルの反則PKを得、クイックスタートからFWがパスを繋ぎ、
右中間に押込みトライ。(5) + (2)
前半 日比谷14-14 早大学院

-後半―
- 強い風はやまず、やはり早大学院はキックで攻めこむ。日比谷、風下の厳しい
戦いを強いられるが、早い出足のタックルで良く耐え、5分頃にはジャッカルでPK
を得もり返すなど健闘、相手のキックが大きすぎデットボールラインを越えるなど
相手のミスにも助けられ、何とか持ちこたえるが、、、、、
(12分) 早大学院、中央付近からBKがパスを繋ぎ、左タッチライン側を大きくゲイン、
日比谷よく追走して潰すが、早大学院、ラックからFWがパスを繋ぎ左中間にトライ。
  (5) + (2)
(15分) 早大学院、FW、BK一体となった連続攻撃で左隅ギリギリにトライ。
難しいゴールも決める。(5) + (2)
- 日比谷、2トライ差になってもあきらめず、自陣からよく盛り返し、相手陣に入る。
( 23分) 日比谷、相手陣22M右中間のラックから左へBKへパスを繋ぎ、⑮番が快走、
ゴール 前に迫り、トライ寸前のところで、相手のハイタックル、ペナルティートライ
となる。(5) + (2)
- 少ない残り時間、日比谷ボールを確保し、望みをつなぐ。全員あきらめずに、
  パスを繋ぐが、ラックで相手側にボールを奪われ、早大学院中央付近でタッチに
  蹴りだし、ノーサイド。                      
後半 日比谷 7-14 早大学院

○短評(感想)
 ・敗戦でしたが、全体としてチームは格段に良くなってきており、たいへん見応えのある
  試合でした。
 ・ゲームでの基礎的なプレイ、すなわちディフェンス(早い出足と正確なタックル)と
ブレイクダウンの攻防のところは、一段と整備されてきたと感じました。
 (新人戦では、ブレイクダウンは9割方、相手に支配されていたという印象でした)
  日頃の地道な練習の積み重ねの成果と思われます
 ・PKでいずれもクイックスタートの積極性、上記と併せて、一番大事なスピリット」を
感じました。
 ・後は個々のプレイの精度を磨き、得点力の向上を図ることを期待します。