———-平成29年度新人大会四回戦結果報告———-
新人戦、二試合勝ち上がった日比谷は、厳寒の中、四回戦に臨みました。
相手はシード校(昨秋の都予選で決勝進出)の早稲田実業。
「強豪のスピード、当たりを体感を今後の糧に」との期待で観戦に臨みましたが、
積極的に前に出るディフエンスで期待以上の戦いを展開、結果としては 5-24
で敗退しましたが、ノーサイド間際に気合の入ったトライを決めるなど、今後を
大いに期待させる好ゲームでした。
以下、試合内容を報告いたします。
○ 日時 平成30年1月14日(日) 11:00 キックオフ(25分ハーフ)
○ 相手校 早稲田実業
○ グランド 早稲田実業グランド
○ 先発メンバー 2年11人 1年4人
○ 試合結果 日比谷 5(0-7、5-17)24 早稲田実業
○ 試合(得点)経過
―前半―
-日比谷のキックオフでスタート、ボールをキャッチした早実、鋭いダッシュで、
右サイドを突進するが、日比谷ファーストタックルで、確実につぶす。
-圧倒的に早実、ボールを保持、日比谷陣に攻めこむが、日比谷、鋭い出足と
好タックルでミス(ノッコン、スローフォアード)を誘い、早実の攻撃を分断、
またタックッル後の素早いアクションで(自陣ゴール前などで)ジャッカル、
PKを奪うなど見事なディフェンスを続ける。
-中盤、日比谷もボールの保持率を増し、相手陣に入るものの、得点機までに至らず。
-日比谷、相手陣に少し攻めこんだ所で、「頭を下げてラックに入った」という反則を取られ、
早実PKをクイックスタート、⑧番が鋭いランでディフエンスを切り裂き、大幅ゲイン
で日比谷ゴール前へ。日比谷、早実FWの波状攻撃を再び粘り強く守り
何とか、前半 0-0 で折り返せるか、と見守ったが、、、
(25分)早実FW、密集戦で最後は、ほぼ中央に押込みトライ。(5)+(2)
-ここで、ハーフタイム。 前半 日比谷 0-7 早稲田実業
-後半―
-早実のキックオフ、日比谷の対応まずく、ボールは早実が確保。
( 2分)早実、左サイドを分厚いフォローでパスを繋ぎ、左隅にノーホイッスルトライ。(5)
( 8分)日比谷のロングキックを早実FBカウンターアタック、防御をすり抜け
左サイドを快走、最後はボールを繋ぎ中央にトライ。 (5)+(2)
-その後、日比谷バタバタとトライを許さずブレ-クダウンでも健闘、早実の
ダイレクタッチから、相手陣に入りラインアウトからモール、ラックを連取、
チャンスを迎えると思われたが
(16分) BKへのパスミスを早実BK足に引っ掛けた後拾い上げ、そのままトライ。(5)
-日比谷、惜しい失点をするものの、押され続けていたスクラムを押し返すなど
気力は衰えず、観戦陣も必死の応援。
残り時間少なくなったところで、日比谷ライン攻撃、⑬番好走、左ウイングにパス
22M付近まで攻めこむ。タッチに押し出され早実ボールのラインアウトとなるが、
ノットストレートで日比谷ボールスクラム。右サイドにパスを繋ぎさらに攻めこんだ
ところで早実反則でPKを得る。大型FW③番がチョン蹴りから、相手FWに
突進した後、ラックサイドを粘り強く攻撃。
(25分)遂に、日比谷、意地のトライを決める。(5)
ゴール決まらず、ここでノーサイド。
後半 日比谷 5-17 早稲田実業
○短評(感想)
・まずは、圧倒的にボールを確保した早実を再三再四こ好タックルでつぶした
選手の皆さんのスピリットに敬意を表します。ゴール前での早実の波状攻撃
を粘りに粘り、最後はジャッカルでPKを得、押し返したところなど、感動しました。
・個々の選手の能力では早実に分がありましたが、チームプレイとしてのラグビーは
日比谷の方がすぐれているとみました。
FWのモールは前戦のように押し切れませんでしたが、まとまりがあり、
一つの武器となっています。
・後は、(前回も記したように)パスの精度、パスを受ける時のダッシュ
というところでしょうか。
・試合後、選手と接したOB氏によると「もっとできた、悔しい」との空気であった
とのこと。意気やよし、今後に期待しましょう。
S39卒 西