日比谷高校ラグビー部OB会によるコミュニケーション推進ページです

全国大会東京都予選 観戦記

全国大会都予選二回戦(初戦)結果報告

今年も早、全国大会東京都予選が始まりました。日比谷の初戦相手は、
帝京八王子高校、春季大会では、成城学園等を破り四回戦まで勝ち上って
おり、力のあるチームで、相当厳しい戦いとなる、と覚悟して観戦に臨み
ました。
試合は、日比谷の気迫が感じられ、ボールの確保率、エリア支配率とも
優勢に進め、後半20分まで、7点のリードを保っていましたが、ゴール
前で痛恨のインターセプトを許し、同点に持ちこまれました。残り5分、
相手を自陣に釘付け、PKを含め、再三の得点チャンスはありましたが、
及ばず、そのままノーサイドでドロー。
試合後の抽選では、誠に残念、籤運は相手に、帝京八王子高校が次戦
に進みました。
結果は、たいへん悔しいものでしたが、久しぶりに観戦に来られた
オールドOBが「現役の試合がこんなに面白いものとは思わなかった。
また見にきたい」と言っておられたように、1プレイごとに固唾をのむ
緊迫した好試合でした。

以下、試合内容を報告いたします。

○ 日時 9月23日(土) 11:00 キックオフ(25分ハーフ)
○ 相手校  帝京八王子高校
○ グランド 都立大泉高校グランド
○ 先発メンバー   3年 6人 2年 9人
負傷交代  1人
○ 試合結果  日比谷 12(12-5、0-7)12 帝京八王子
○ 試合(得点)経過
―前半―
-日比谷のキックオフのボールを帝京ノックオン、タッチラインを切り
日比谷ボールのラインアウトからスタート。その後、日比谷、敵陣で
10分近く攻め続けるものの、2度のノットリリースザボールでのPK
やモール内でのノックオンなどで、攻めきれず。
( 9分)帝京八王子、中央よりやや相手陣に入った付近でのラックからのこ
ぼれ玉を拾い、BKが左にパス繋ぐ、日比谷のタックルを振り切り
左隅にトライ。                   (5)
(14分)日比谷、相手陣深く入ったところで、PKを得、クイックスタート、FWがパスを繋ぎ
ゴール前へ、ラックからFWの波状攻撃で、中央にトライ。    (5)+(2)

(18分)日比谷、相手陣少し入った付近左サイドでのスクラムから⑨番が抜出し好走、
⑪番に繋いだところラック、相手の反則を誘い、PK。ライアントからモールから
ラック、FWが突進を繰り返し、左中間にトライ。          (5)
-その後、日比谷は自陣に押し込まれたが、ベンチから「ノータイム」の声に
左サイドタッチに蹴りだしハーフタイム。

前半 日比谷12-5 帝京八王子
-後半―
-帝京八王子にキックオフ、キャッチした日比谷FW、相手中央を突破し独走
相手陣22M付近まで迫るビッグチャンスとなるものの、フォローが遅れ実らず。
その後は一進一退、双方、PKからのノータッチなどもあり、チャンスを掴めず。
時間も刻刻と経過し、日比谷の勝利も見えてきて、1プレごとに手に汗を握る
思いで見ていたが、
(20分) 日比谷、自陣深く入ったところでの左サイド、マイボールスクラム、ヒールアウト
したボールはCTBへ、スペースが見えたか、右ウイングへロングパスしたが、
帝京八王子BKの胸にすっぽりのインターセプト、そのままゴール下にトライ。
(5)
-残り5分、日比谷相手陣深く入り、攻撃をくり返し、ゴールに迫る。最初に得た
PKからクイックスタート、切り札の⑬番、鋭い突進で今一歩のところまで迫るが
潰され、その後は激しいブレイクダウンの連続、ノータイムのところで、日比谷、
中央やや左のところで再びPKを得る。今度はペナルティゴールを狙ったが、
無情にもボールは左ポストに当たりはね返る。日比谷FWよく詰めて、ボール
を確保、攻撃を続けたが、混戦の中でアクシデンタルオフサイド、そのままノー
サイドでドロー。
後半 日比谷0-7 帝京八王子
○短評(感想)
・悔しい結果となったドローであったが、、試合内容では相手を上回って
おり「判定勝ち」といえる試合であった。
・意思統一のできたチームプレイという意味でも相手に勝っていた。
・コンタクトで、全員が一歩踏み込んでいて、この試合にかける気持ちは感じとれた。
・3年生、上の代に続き少人数で厳しい環境であったが、よく「日比谷
ラグビー」を継承してくれました。誇りをもって、次の目標に向かって
ほしいものです。女子マネージャーには長い間、一人で、チームの
お世話をしてもらい、感謝にたえません。
・新チームは充実した人数でスタートできます。先輩の悔しさを胸に刻み
より高いステップを目指すよう願っています。
(観戦後、懇談したオールドOB‐S34~S45卒-、いろんなことを熱く語れる試合
を見せてくれた現役諸君に感謝大といところでした)

S39卒 西